前回の【エリー訪問看護ステーションが湘南を選んだ理由】の続きになります。
前回の記事はこちらからご覧ください。
湘南の他にもうひとつの好きな街、沖縄とのご縁も長い時間をかけて繋いできました。
私自身、10代の頃から東京にあるエイサー(沖縄の伝統芸能)団体に所属、活動し、沖縄出身の先輩や後輩、仲間との関わり、沖縄市にある兄弟団体との交流を持ちながら沖縄の魅力を肌で感じてきました。
そのなかで組織の在り方も教わりました。
22歳の時には、団体の会長として東日本大震災後の復興支援のため福島までエイサーを踊りに行った経験は、より多くの人に喜んでもらえるものを持つことの価値を強く認識させてくれました。
同時に、一人ではできないこと、仲間となら実現できることを身をもって知ることになりました。
この経験が今持っている仕事に対する価値観の礎になっていると言えます。
自分自身のこれまでの成長を考える時、「沖縄」は切っても切り離せないものです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、自分自身を育ててくれた沖縄という地域社会に、価値を示せるものを返したいという確固たる思いがあります。
沖縄の旅行で見ているような明るい光の側面だけでなく、沖縄の歴史・文化にも触れることで知れる影の部分。
貧困率、就職率、離職率、学力、その他あらゆる指標は全国最低水準を示しています。
沖縄の社会問題をエリーが解決することは到底難しいことですが、エリーが拠点を置く小さな街からでも、身近なところに社会的価値を示せる会社、誇りを持てる仕事があり、目指すことができるんだと思ってもらえればそれ以上の喜びはありません。
その実現には、まずこの街に必要とされる有益な組織になること。訪問看護・リハビリの価値を高めること。
エリーの黄色いバイクが沖縄の街並みの一部になれるよう駆け回ります。
これがエリーが沖縄に来た理由です。
地域の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。